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発展途上の自動運転ですが、中国が日米欧の隙を突く可能性が出てきました! [ニュース]

2016年5月、自動運転に関連する亡くなった事故が発生し、いま注目と議論が集まっているその技術。

まだまだ発展途上なのが現状ですが、ある国がその隙を突いてくる可能性があります。

それも「ジュネーブ道路交通条約」非加盟で、事故対応も“独特”な中国です。スポンサーリンク



「レベル」が低い現在の自動運転[exclamation×2]

日産自動車は2016年7月13日(水)、今夏にモデルチェンジ予定の新型「セレナ」に搭載する自動運転技術「プロパイロット」の概要を発表しました。[exclamation×2]

この「プロパイロット」は、高速道路における単一車線での使用を前提に、ドライバーが設定した車速(約30km/h~100km/h)で走行できるほか、先行車との距離を保つよう自動でアクセルとブレーキをコントロール。
「追従」と「停止」に加えて「停止保持」も可能です。さらに直線やコーナーで、車線の中央付近を維持するステアリング制御も行えます。

ただこれは、「自動運転」としては最上位に「レベル4」まであるうちの「レベル2」にあたり、あくまで「ドライバーの補助」が目的。同じく「レベル2」であるテスラモーターズ(アメリカ)の自動運転「オートパイロット」は、ステアリングから手を放しても走行できますが、日産は手放し10秒で警告、それでも握らないと自動運転が解除されます。これは、日産と同等の機能をすでに市販済みのメルセデス・ベンツ(ドイツ)とおおむね同じです。

 また、2016年7月10日(日)付の日本経済新聞は、「日本と欧州主要国は自動運転の共通基準をつくる。まず2018年にも高速道路で人がハンドル操作せずに追い越しや合流ができる車を走れるようにするためのルールを設ける」と報じました。

 居眠りやよそ見を防ぐ方法としては、「定期的に運転席のボタンを押させたり、ドライバーの状態をセンサーで監視したりする案が有力」という内容です。これは、テスラやグーグルを除く旧来の自動車メーカー側の考えが強く反映されたものといえます。

「自動運転」、当面は逆効果? むしろ、人間はより疲れるだけかな?

そうした基準が実現した場合、自動運転は当面、あまり役に立つものにはならないでしょう。使用できるのは高速道路上のみで、ステアリングを握り続け、視線もきちんと前方に向けていないと解除されてしまうのですから。

このレベルでは、全自動洗濯機を回しているあいだ、ずっと脇にいてその動作を注視し続けろというのに近いのです。ならば人間主体で運転して、いざというとき機械にサポートしてもらったほうが楽ではないか――つまり、すでに普及しつつある「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」と自動ブレーキなどの組み合わせで十分で、その性能を磨けば、“準”自動運転はいりません。

本当に楽ができる自動運転は、「レベル4」の“完全”自動運転の実現まで待たねばなりません。しかしそれについての基準作りは、まだ議論もこれからです。

自動運転、状況は中国有利? 条約非加盟、事故処理も・・・

そこで、隙を突いてくるかもしれない国があります。中国です。

今年2016年中にも中国は自動運転に関する独自のロードマップを策定するといわれていますが、道路交通に関する国際条約「ジュネーブ道路交通条約」に加盟していないこともあり、思い切った基準を採用する可能性があります。

中国の交通事故死者数は年間10万人とも20万人ともいわれ、実態は不明です。先進諸国では自動運転で事故が起きれば即「大問題」ですが、事故がケタはずれに多い中国では大きな障害にならないでしょう[exclamation×2]

国際免許証も通用しない中国。

「中国の歩行者や自転車は、信号も理解していない人がまだ多いので、一般道での自動運転の実現は、よほどAI(人工知能)が進歩しないと難しいでしょう。ただ、高速道路は有望です。中国人は運転に対する情熱が高くないようであまり飛ばしませんし、ふんぞり返って機械まかせにしたいという気分は強いはずです」

中国では、当局がその気になれば、事故をもみ消すことなど簡単。国策として自動運転の規制緩和を進め、自国を“自動運転の壮大な実験場”にすることで、今後、巨大な需要が見込める新技術でリードすることを狙ってくるのではないでしょうか。
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