イチロー、現役引退意向を球団に伝える

米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー外野手（４５）（本名・鈴木一朗）が、現役を引退する意向を球団に伝えたと２１日、米スポーツ専門局「ＥＳＰＮ」が報じた。イチローは同日、東京ドームで行われたアスレチックスとの「２０１９　ＭＧＭ　ＭＬＢ　開幕戦」に９番・右翼で先発出場した。

　イチローは昨年３月に古巣へ６季ぶりに復帰したが、５月に球団特別補佐に就任して以降は公式戦出場がなかった。今年の春季キャンプでマイナー契約の招待選手として復帰したが、オープン戦は出場１２試合で打率０割８分と苦しみ、２０日の開幕戦も１打数無安打で途中交代していた。

　１９９２年、愛知・愛工大名電高からドラフト４位でオリックスに入団。９４～２０００年に７年連続で首位打者となり、０１年にポスティング・システムを利用してマリナーズに移籍した。大リーグは通算１９年目で、２０日までに３０８９安打を放ち、１１７本塁打、７８０打点、打率３割１分１厘。日米通算では、ピート・ローズの大リーグ記録４２５６安打を上回る４３６７安打を記録している。

　この日の試合には西武からマリナーズに移籍した菊池雄星投手（２７）が先発、３点リードの五回に３安打を浴び、１点を失ったところで降板し、勝敗は付かなかった。 スポンサーリンク