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香川真司は先発予想。ドルト、レアル戦で見つけた「4つの萌芽」を伸ばせるか [サッカー]

ボルシア・ドルトムントはいまだに白星を取り戻せていないが、CLのレアル・マドリー戦では良い要素も見られた。降格圏に低迷するブレーメンが9日の相手。「かすかな希望」を結果にかえるには格好の相手だ。無駄にはしたくないレアルとの「消化試合」

 “勝ち点3”をもぎ取れるか。12月6日に行われたチャンピオンズリーグのグループH最終戦、対レアル・マドリード戦。前半が始まって間もなく失点を重ねたボルシア・ドルトムントは、0-2のスコアから一度は同点に追い付きながらも、終盤に掛けて押し寄せてくる敵の攻撃を防ぎ切ることはできなかった。

 81分、ルーカス・バスケスの一撃に屈した。

 依然として勝利は掴めなかったが、そもそもレアル戦は“消化試合”。ヨーロッパリーグの決勝ラウンドに回ることができるか、関わっていた問題はそれぐらいで、結果としての勝ち負けはあまり意味をなさなかった。

 もっとも、ドルトムントの選手たちに、サンチャゴ・ベルナベウで無難に試合を消化して帰って来ようという姿勢はなかった。低迷を抜け出すための何かをつかもうと、序盤に2点のリードを許してなお、果敢に攻撃的精神を発揮する。

 43分にはマルセル・シュメルツァーの力強いクロスから、48分には香川真司の鮮やかなヒールパスから、ピエール=エメリク・オーバメヤンが2ゴール。いつもの得点感覚を取り戻したエースFWの活躍で、一時は同点に追い付いた。

 こうしたチームの“メンタリティ”について、ヌリ・シャヒンは次のように言及。

「そんなにも早く2失点を喫してしまったら、ひどい結果で終わることもあり得る。だけど僕たちは自分たちを、なおも信じていた。今、このことは次の試合でも僕たちを助けてくれるだろう」

 元トルコ代表MFによれば、ボルハ・マジョラルとクリスティアーノ・ロナウドの連続ゴールにも心折れることなく、試合を振り出しに戻したことは、BVBの選手たちにとって少なからず自信になったようだ。

 もっとも、シャヒンの言葉は、追い込まれた苦境の淵ですがることのできる何かを、必死で探しているようでもある。決して調子が良かったとは言えないレアルからの2ゴールが、本当の意味での自信につながったのか。その答えは、「次の試合」=ブンデスリーガ第15節、対ベルダー・ブレーメン戦ではっきりしそうだ。

「かすかな希望」を育てるためのブレーメン戦

 改善の兆しはある。12月7日付の『ビルト』電子版は、レアル戦を「かすかな希望としての1つの敗北」と報じた。

 敗戦の中に“4つのポジティブなこと”を見出している。

 シュメルツァーが今季ベストの成果を示したこと、シャヒンが語ったメンタリティ、オーバメヤンが得点力を取り戻したこと、そして“新布陣”=[3-4-3]の中でチームが明らかにより安定したような印象を与えたこと。

 これらの事象を、『ビルト』電子版は、ブレーメン戦で未勝利シリーズの終わりを望むための良い根拠、としている。

 ブレーメンは現在17位に低迷しているが、FWマックス・クルーゼを中心とするショート・カウンターには要注意だ。2日に行われたレバークーゼン戦でケヴィン・フォラントに許したような、ディフェンスラインの背後を簡単に取られるようなことは避けたい。守備時にラインの高低は試合状況に応じて柔軟に判断し、[5-4-1]のブロックでしっかりとバイタルエリアを固めたいところだ。

 チームとしては攻守の切り替えが少し遅く、全体が間延びする傾向がある。レアル戦に続いて、香川は2シャドーの左で先発することが予想される。攻撃のタクトを振るうためのスペースは十分に確保できるはずだ。長短織り交ぜたパスで相手を揺さぶり、ダイレクトプレーで敵の守備陣に穴を開けたい。カウンターのチャンスがあれば、躊躇なくクリスティアン・プリシッチやオーバメヤンのスピードを活かし、最短距離でゴールに迫って差し支えないだろう。

 降格圏内に沈むブレーメンは、久しく遠ざかっていた“勝ち点3”をもぎ取るには格好の相手。茨の道に戻らないよう、レバークーゼン戦で再生が始まり、レアル戦で伸びた「かすかな希望」の萌芽を、ここでしっかりと育てたいところである。 スポンサーリンク

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