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柴咲コウ主演『氷の轍』 釧路湿原に凛と佇む鶴をイメージ [映画]

ドラマ『氷の轍』の制作発表および完成披露試写会が10月31日に行なわれ、主演の柴咲コウ(35才)が共演者の沢村一樹(49才)、余貴美子(60才)、宮本信子(71才)とともに登場した。直木賞作家・桜木紫乃による同題の小説が原作で、柴咲は「孤独」と「屈託」を抱えた刑事・大門真由を演じる。舞台は北海道・釧路市。生真面目で打ち解けない性格から「剣道の防具をつけた女」とまで言われている真由が、釧路市の千代ノ浦海岸で発見された男性の他殺死体の捜査に着手。その捜査の中で被害者の男性宅から北原白秋の詩集『白金之独楽』を発見する。こうした手がかりから、身寄りもない男性が縋ろうとした縁を、わずかな意図から紐解いていく。

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 同作のプロデューサー・飯田新氏は、柴咲演じる真由のイメージをこう語る。

「メガホンを取った瀧本智行監督がイメージしたのは、『釧路湿原に降り立ち、凛と佇む一羽の鶴』。舞台となった釧路は、静かに流れる空気のなかで、ピンと張り詰めた緊張感が漂う場所。そんな凍てつく街で繰り広げられる濃密な人間ドラマを、じっくりとご覧いただければ幸いです」

 柴咲は寒い場所での仕事はこれまで断っていたと発表会で冗談めかして明かしつつも、今回仕事を受けた一番の理由は共演者の存在だったという。 スポンサーリンク

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