【巨人】ＣＳ最終Ｓ進出ならず！延長１１回の末、ＤｅＮＡに惜敗

◆アットホーム　クライマックスシリーズ　セ　第１Ｓ第３戦　巨人３―４ＤｅＮＡ＝延長１１回＝（１０日・東京ドーム）

　巨人が延長１１回の死闘の末、クライマックスシリーズ（ＣＳ）最終ステージ（Ｓ）進出をかけた大一番に敗れた。１勝１敗で迎えたＤｅＮＡとの一戦の先発は内海。当初、最終Ｓでの起用が濃厚だった左腕エースが菅野の代役として必勝を期してマウンドへ。ＤｅＮＡの先発は今季９勝の石田。

　内海は初回１死後、ＤｅＮＡの２番・梶谷の右手甲にあたる死球。梶谷はベンチに下がったまま代走・関根が送られ交代。ＤｅＮＡファンが詰めかけたスタンドから内海に大ブーイングが浴びせられた。

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　動揺が隠せない内海は続くロペスに１３１キロの甘いストレートをとらえられ、右翼席に飛び込む先制の２ランを浴びた。さらに筒香に中前打、宮崎に四球と１死一、二塁とされると、倉本の３球目にワイルドピッチ。一人相撲も倉本は三振、石川は投ゴロに抑えた。

　巨人は初回、ＤｅＮＡ先発・石田に簡単に２死をとられた後、３番・村田がチェンジアップをとらえ、左前打で出塁。続く４番・阿部が甘いスライダーを一振り。打球は右翼席に飛び込む同点２ランとなった。

　内海は同点に追いついてもらって迎えた２回もピリッとしない。

　１死後、投手・石田を左前打で出塁させると、続く桑原に右翼線二塁打を浴びる。１死二、三塁とされると、続く関根に犠飛を許し、１点の勝ち越しを許す。ここで高橋監督がベンチを出て、内海は交代となった。内海は被安打４の３失点。わずか４４球でのＫＯとなった。二番手は大竹寛。

　巨人は４回、先頭打者の村田が石田の３球目のストレートを左膝に受けて、もんどり打って倒れた。

　苦悶の表情を浮かべたまま立ち上がれず、そのまま担架でいったんはベンチ裏に下がった。

　しばらく治療を受けたが、走って一塁ベースに向かうと、スタンドから大きな拍手が送られた。

　巨人は６回１死後、前の打席で左膝に死球を受け、いったんベンチ裏に下がったものの根性で一塁ベースに立った村田が石田のチェンジアップを一振り。左中間スタンドに飛び込むソロ弾で同点に追いつき、石田をＫＯした。ＤｅＮＡの二番手は砂田。

　７回まで大竹寛が力投、ＤｅＮＡ打線を０点に抑えた後、８回から３番手・山口がマウンドへ。

　先頭の筒香に二塁内野安打を許すと、続く宮崎の時にワイルドピッチで走者は二塁へ。宮崎に四球も倉本を投ゴロ併殺に切ってとる。続く代打・後藤は敬遠。さらに代打・嶺井を二飛に抑えた。その裏、巨人はＤｅＮＡ三番手・三上の前に三者凡退に抑えられた。

　９回、３連投となるマシソンが登板。最速１５７キロの速球を武器に三者連続三振に抑えた。

　その裏、巨人は先頭・村田がこの日３安打目となる遊内野安打で出塁。代走・鈴木尚が牽制死で悪いムードとなる。阿部が一ゴロ。長野が三振で延長戦に突入した。

　１０回、巨人五番手は沢村。ロペス、筒香、宮崎のクリーンアップを三者凡退に抑えた。

　１１回、続投の沢村は先頭の倉本に自らの右足直撃の内野安打を許すと、ベンチに下がる。このまま交代となり、六番手・田原誠が急きょマウンドへ。エリアンの犠打で走者が二塁に進むと、嶺井に初球を捕らえられ、左翼フェンス直撃の適時打を浴びた。

　その裏、ＤｅＮＡの守護神・山崎康から１死後、坂本が左前打で出塁も橋本到がバント失敗の一飛。代打・堂上は四球を選ぶ。続く阿部は右飛に倒れ、敗れた。 スポンサーリンク